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「趣味から学んだ考え方」
みなさん、初めまして。
FTC株式会社の伊藤です。
今回は私が行っている趣味、囲碁から学んだ考え方についてお話ししていきます。
■囲碁という競技
■私が囲碁から学んだ3つのこと
① 大局を見る
② 効率を良くする
③ 固執した考え方をしない
囲碁という競技は、1999年出版の漫画「ヒカルの碁」で一躍ブームとなりましたが、多くの方のイメージはどこか古くさくて、陰気で、白と黒の石を並べる意味のわからないものという印象があるのではないかと思います。
ですが、囲碁は韓国や中国では若い世代が行う競技で、中国では体育省の管轄でスポーツとしての扱いとされており、韓国では24時間テレビで囲碁番組が放映される程のメジャーな競技です。
中国に囲碁を打ちに行ったときには、日本から同行していた60代の方が碁を打つと知って、その年で碁が打てるなんて素晴らしい!と中国の方に褒められていました。
国によって囲碁という競技に対する捉え方は違うということですね。
それでは早速、私が囲碁を20年間やってきて学んだ、日常で活用できる考え方を3つお伝えしていきたいと思います。
① 大局を見る
囲碁の盤面は広く、19×19=361箇所に置くことが出来ます。
ちなみに勝敗を決めるのは、陣地の多さで相手よりも1目でも多ければ勝ちとなります。
一部の箇所で相手よりも有利な状態を築くことが出来たとしても、その他のもっと広い場所で不利な状態に陥っていれば負けに繋がります。
仕事に置き換えてみますと、一部のことしか見えておらず、全体としての把握をしていないので、あらぬ方向へ進んでしまうことに近いかもしれません。
私は大局を見て(全体を見て)判断をする、多くの場面で意識しています。
② 効率を良くする
囲碁では効率の良さは勝敗に直結します。
それはお互いに交互に1手ずつ打つというルールがあるからです。
お互いに1手ずつ打っているのですから、負けた方は石の効率が悪かったということになります。
仕事においても効率化は重要だと思います。
同じ仕事でも、行き当たりばったりで進めて何度もやり直したり、余分な人員を手厚く同じ業務にかけてしまったりすることは無駄ですよね。
私はどうしたらスムーズに効率良く作業が出来るかを考えてから行動するようにしています。
③ 固執した考え方をしない
私が成長してきた記憶を辿りますと、一定のラインで止まることが何度もあり、その原因の一つはこれだと考えています。
囲碁には何度も対局していると同じ場面に遭遇することがあります。
この時にどんな場面でも瞬時に同じ手を打つと成長度は遅いと感じます。
この場面ではこの一手だと決めつけてしまっているのです。
これはスポーツにも繋げて私は考えています。
いつも同じ投げ方、打ち方、走り方ではなく、少し変えてみる。
その中で自分に合う形が見つかり、壁を超えることもあるかもしれません。
また、上手くいかなかったとしても、それが自分には合わないとわかったことにも意味があります。
固執した考え方ではなく、一度別のことも試して考え直してみることも必要だと今は考えています。
◎最後に
先述の3つ以外にも、ビジネスや店舗運営で活かせる考え方として、「囲碁十訣」という古くからの格言にある「不得貪勝」という言葉は役に立つのではないかと思います。
これは、「貪って勝とうとしてはいけない」という意味で、自分だけが多くの得をしようとするのではなく、相手にも分け与えないと破綻するということです。
実はこれが囲碁で勝てるとても良い方法なのです。
企業間、店舗とお客様、お互いにWINWINになる方法を考えることは大切だと私は思います。
今回は私が囲碁から学んだ日常で活用できる考え方についてお伝えしました。
このブログが少しでもみなさんの参考になれば幸いです。